今回は、あの「HELMET」です。
HELMETはですね、私にとってPANTERAと並ぶ影響を受けたバンドなのです。
Size Mattersインタースコープ
UICS-1084
※タワレコリンクです
ところでこれって、当時ちょっとでも話題になったんですか?全然知りませんでした。だって、たまたま行ったレコード屋にひっそり置いてあったんですから。「Size Matters」が。
このときのメンバーが凄いです。ドラムには元テスタメント、ホワイト・ゾンビ~ロブ・ゾンビのジョン・テンペスタ。ベースは何と元アンスラックスのフランク・ベロ!コレはちょっと期待大とすぐさま購入...といいたいところなんですが、一瞬、逡巡しました。
だって、そうでしょう。皆さん体験したと思いますが、「『Aftertaste』の音にガックリ...」これがあったためです。
そもそも、世に多くのクローンを生み出した激烈ぶっちぎりの超名盤「Meantime」での衝撃、その後「Betty」で各方面からこき下ろされ(個人的には何で酷評されたか全然わかんないんだけど)、苦難の末発表された「Aftertaste」は、「今度こそやってくれる筈!」的な期待をしたのに...。
いや、ポッと出のバンドなら「スゲェ!」レベルだったんでしょうが、前と比べてしまったんですね。それがペイジ・ハミルトンにとっては非常に困難だったんでしょう。
今考えれば、テリー・デイトのミックスがあんなのっぺりしたサウンドになってしまった原因では?V.O.D.の1stもあまり厚みがなくて好きになれなかった覚えがあります。PANTERAが彼を有名にしたけど、結局テリーを廃して作った最終作「激鉄」の方が強烈だったような...ともあれ、HELMETの持つ 「大岩の転がるような厚いグルーヴ」 がなかった。全体にリズムとリフのがっぷり四つなダイナミズムが希薄、「Aftertaste」はそんな作品でした。
しかし「Size Matters」です、これは買ってよかった!確かにリズム体はメタル寄りなので、グルーヴはあの上下に揺さぶるような感じではありませんが、ギターの音像の厚み、それでいてON/OFFスイッチがついてるのではと思うような鋭いリフ、これが時折変則的且つ正確なリズムと一緒に転がっていくこのダイナミズム!これぞHELMET!しかも、「Aftertaste」のときのようなメロディアスなヴォーカルも嫌味なく乗っかっています。
「やっぱり別人がギター重ねれば万事OK!」と思った次第です...何かアタマ悪そうだな(゜レ゜)。
(タイミングがずれることの厚みでなく別の周波数帯域が鳴ることが重要なのよ)
余談ですが、日本盤ボーナストラック2曲は、何だかUKロックちっく。ヴォーカリゼーションについては、UKものにも影響受けてるんでしょうか。それとも意識しただけ?度々いうことが違ったり前言撤回したり、忙しいペイジ氏。真意が読めないところもこのバンドを孤高の存在にしている...のか?
とにかく点数。★★★★☆ [4/5]
おまけあり。

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