オルタナ

2007-09-18

System Of A Down / SYSTEM OF A DOWN

※「そういえば紹介してなかったな」より改題。

昨日はプライマスでしたが、変態と言えば彼らを忘れていました。

システム・オブ・ア・ダウン。プライマスがニューウェーブ・ファンク由来のものだとすれば、こちらはハードコア・メタル由来成分の変態。


System Of A Down
Columbia 4912092

※タワレコリンクです

2nd「毒性」や「メズマライズ」「ヒプノタイズ」といった強力なアルバムを出してますが、やっぱり一番ヘンテコなのはこれ、1st(画像)。

ギターのピロピロ弾きと、やたらテンションの高いキ○ガイヴォーカル。かと思えばヘヴィなリフにメロディアスな歌。で演奏は滅茶苦茶タイトなのに、どうにも馬鹿にしてるような、人を喰ったような音。

これも「それをやるか!」「そうくるか!」という音のオンパレードですな。初めて聴いたときは「やられた!」と思いましたね。
そういえば、今は活動休止中の彼らですが、ヴォーカルのサージ・タンキアンがソロアルバム出すらしいですね~。一番変態ぽいのがサージなんだけど、どうなんだろ。ロッキング・オンによればメロディアスだとか。

まあどうでもいいや。とにかくこいつら変態を未聴の方は是非。

点数:★★★★☆ [4/5]


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2007-04-01

Monochrome / HELMET

「Size Matters」 に続き、HELMETの最新作「monochrome」です。輸入盤しかないもんだから、ネットで注文しちゃいましたよ。

で、最初の印象。


Monochrome
Warcon WAR11

※タワレコリンクです

何コレ、ミニアルバムじゃないぢゃん。11曲も入ってるよ。

なのに何故日本盤が出ないのかぁ!<`~´>

内容ですが、「Size Matters」の延長線上、だが粗いし荒い!前作はリズム体がメタル組だったせいで「整合感」が強く出ていたんだなぁ、と感じます。今回は、通常ギター担当のクリス・トレイナーがベースを弾いて、ほぼペイジ・ハミルトン独壇場の様相。「meantime」「betty」時か、あるいはそれに輪をかけたくらいのアヴァンギャルドさも顔を出します。ラスト・トラック(11「Good bye」)の終わりったら、もう

「全てぶちこわし」状態。

この曲自体、のっけからうりゃ~!!とばかりに激しいものですが、最後のは本当、聴き手を突き放すような勢い。爽快です!でも最後の最後には「betty」っぽいノイズがおまけで入ってたり。全体的には、やはり「aftertaste」以降のメロディ感覚もありますが、この荒っぽさには、「meantime」大好きさんも大満足かもしれません。この調子でずっと行くのなら、少なくとも私はずっとついていきますよ!

 ...しかし、このアルバムが日本盤リリースなしだったら追っかけるのもきっついよなぁ。PRIMUSも、DVDの日本リリースまでに半年かかったし、本国で出ているらしいベスト盤もリリースされてないし...日本のオルタナ市場は、ハードコアよりも小さいんですね。(´ε`)チェッ

という事で、点数:★★★★☆ [4/5]


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おまけあり。

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Size Matters / HELMET

今回は、あの「HELMET」です。

HELMETはですね、私にとってPANTERAと並ぶ影響を受けたバンドなのです。


Size Matters
インタースコープ
UICS-1084

※タワレコリンクです

ところでこれって、当時ちょっとでも話題になったんですか?全然知りませんでした。だって、たまたま行ったレコード屋にひっそり置いてあったんですから。「Size Matters」が。

このときのメンバーが凄いです。ドラムには元テスタメント、ホワイト・ゾンビ~ロブ・ゾンビのジョン・テンペスタ。ベースは何と元アンスラックスのフランク・ベロ!コレはちょっと期待大とすぐさま購入...といいたいところなんですが、一瞬、逡巡しました。
だって、そうでしょう。皆さん体験したと思いますが、「『Aftertaste』の音にガックリ...」これがあったためです。

そもそも、世に多くのクローンを生み出した激烈ぶっちぎりの超名盤「Meantime」での衝撃、その後「Betty」で各方面からこき下ろされ(個人的には何で酷評されたか全然わかんないんだけど)、苦難の末発表された「Aftertaste」は、「今度こそやってくれる筈!」的な期待をしたのに...。

いや、ポッと出のバンドなら「スゲェ!」レベルだったんでしょうが、前と比べてしまったんですね。それがペイジ・ハミルトンにとっては非常に困難だったんでしょう。

今考えれば、テリー・デイトのミックスがあんなのっぺりしたサウンドになってしまった原因では?V.O.D.の1stもあまり厚みがなくて好きになれなかった覚えがあります。PANTERAが彼を有名にしたけど、結局テリーを廃して作った最終作「激鉄」の方が強烈だったような...ともあれ、HELMETの持つ 「大岩の転がるような厚いグルーヴ」 がなかった。全体にリズムとリフのがっぷり四つなダイナミズムが希薄、「Aftertaste」はそんな作品でした。

しかし「Size Matters」です、これは買ってよかった!確かにリズム体はメタル寄りなので、グルーヴはあの上下に揺さぶるような感じではありませんが、ギターの音像の厚み、それでいてON/OFFスイッチがついてるのではと思うような鋭いリフ、これが時折変則的且つ正確なリズムと一緒に転がっていくこのダイナミズム!これぞHELMET!しかも、「Aftertaste」のときのようなメロディアスなヴォーカルも嫌味なく乗っかっています。
「やっぱり別人がギター重ねれば万事OK!」と思った次第です...何かアタマ悪そうだな(゜レ゜)
(タイミングがずれることの厚みでなく別の周波数帯域が鳴ることが重要なのよ)

余談ですが、日本盤ボーナストラック2曲は、何だかUKロックちっく。ヴォーカリゼーションについては、UKものにも影響受けてるんでしょうか。それとも意識しただけ?度々いうことが違ったり前言撤回したり、忙しいペイジ氏。真意が読めないところもこのバンドを孤高の存在にしている...のか?

とにかく点数。★★★★☆ [4/5]

おまけあり。


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2007-03-10

おおおおおぉぉぉぉお

レイジ再結成って、マジですか?

(って、情報遅すぎですか??)

いつもお世話になってます、EFFECTさんを久しぶりに訪問して知りました。

ちょっと引用させていただきますと、

2007年1月22日 Monday,
Rage Against the Machineが4月下旬に開催されるコーチェラ・フェスティバルにおいて、ヘッドライナーとして再結成ライヴを行うというニュースが、各メディア・サイトで報じられています。Billboardでも取り扱われており、ここまで現実味のある再結成のニュースはこれまでにはありません。1回限りの再結成のようですが、次に繋がるライブの好感触を願いたいところです。

2007年2月16日 Friday
MTV.comによると、何と5月にソロアルバム発表を控えているクリス・コーネルが、Audioslave脱退を正式に発表したようです。やはり、Rage Against the Machine再結成が脱退の大きな要因になっていると受け入れられる内容ですが、互いの今後の活動を応援しているようです。クリス・コーネルの脱退により、Rage Against the Machineの再結成が一時のものではなくなる可能性が高くなったといえます。

2007年2月26日 Monday
fujirockers.orgの日高氏のインタビューによると、Rage Against the Machine側からフジ・ロック出演したいという要望があったものの、結局出演はなくなってしまったようです。また、zdlr.netによれば、Rage Against the Machineは、今年はコーチェラを含む4回限りのショウを予定しているとのことです。
フジ・ロックでの来日はかないませんが、結論として考えればコーチェラ1度限りの再結成にする予定ではないということになるので、将来的な活動を応援していきたいところです。

とのこと。『限定』再結成ではなくなる可能性もあるっつぅのは、素晴らしい!!

 ということで、これまでも度々名前を出してきた「レイジ」ことレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのアルバムを改めて簡単にレビューしておきます。なお、EFFECTさんにもレイジ及びオーディオスレイヴなどの詳しいレビューがありますので⇒コチラ、是非参考にしてください。未聴の方がいらしたら、この機会に是非!!!…でもアクセスが少ないからなぁ、知れてるなぁw


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2006-09-26

Moddest Mouse

『ジョニー・マー正式加入&最新作は今秋?

なんと、ジョニー・マー(元スミス)がワシントン州のベテラン・インディ・ロック・バンド=モデスト・マウスに正式加入した模様。モデスト・マウスのフロントマン=アイザック・ブロックは、バンドが現在制作中のニュー・アルバム『We Were Dead Before The Ship Even Sank』においてマーと共同で曲を作っていることを明らかにしていたが、その作業のなかで互いに意気投合し、今後予定されるツアーにマーもメンバーとして同行することが決定したとのこと。今度こそ心から来日してもらいたいところ。尚、新作は秋リリース予定?!?!』
(Sony Music Online Japan [2006.8.9] より転載)

 まず、始まりはこのニュース。私はロッキング・オン10月号でこれを目にしました。丁度、ザ・スミスの特集があり、それを読んでスミスのシングルス・ベスト盤を聴いていたところでした。小さいニュース記事には、アイザックの発言が以下のように掲載されていました。

『(略)...「実は僕にとっては大きな賭けだったんだよ。『とにかく彼のギターが大好きなんだ。OKしてくれるわけもないだろうけど、電話してみるだけならいいよね?』って感じで、それで本当に電話したんだ」「全てが徐々にうまくいったから、実際、僕達全員が驚いてしまったくらいだった」「(中略)...今じゃ完全にバンドの一員で、本当に凄く嬉しい」...(後略)』
(rockin'on oct.2006 p226より転載)

本当にびっくりしました。だって、あのスミスのジョニー・マーですよ?そのときの感想はほんと、

「マジかよ!?」

てなもんです。確かにモデスト・マウスの持つメランコリックさはスミスに通じるものがあるな、とそこで納得したわけです。そして、私の持っている最初の4枚のアルバムを続けて聞きました。これまでにもちょくちょく引っ張り出してきて聴く位、好きだったのですが、このニュースで再びこのバンドのことを意識しました。

因みに私の持っているのは以下の4枚。

  1. 「this is long drive for someone with nothing to think about」('96)
  2. 「the lonesome crowded west」 ('97)
  3. 「building noyhing out of something」('99)
  4. 「the moon & antarctica」('00;ジャケ違い)

このほかに、

というアルバムを出していたようです。しかも、「good news~」プラチナを獲得していたというから驚き!(以下参照)


Good News For People
Who Love Bad News

Epic/Sony EN97711

『モデスト・マウスがプラチナ獲得!』

オルタナティヴ・ロックバンド、モデスト・マウスのアルバム『Good News For People Who Love Bad News/バッド・ニュースを好む人へのグッド・ニュース』('04年)が先日、米国でプラチナに認定された、と全米レコード協会が発表した。セールスに自信があったほかのメンバーと違って、エリック・ジュディ(B)は、プラチナを獲得するとは思わなかったと言う。彼はセントルイス・ポスト・ディスパッチ紙のインタヴューで「リリース前にアイザック(Vo,G)が100万枚は売れると信じていた。俺は“頭がイカれてる”って言ってやったよ。……でも、現実になるとは思わなかった。みんなが驚いている」と語った。 』

(音楽サイト バークス [2005.2.28] より転載)

とのことです。まぁ~、びっくりしました。


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そもそも

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2006-08-20

フラホア(fra-foa)

現在、ソロで活動中の三上ちさこ。彼女がデビューしたのはフラホアというバンドのヴォーカルとしてでした。の1stアルバムが衝撃的で、以来フォローしています(でも1stソロは未聴なんですが...)
次回は、彼女の最新作についてレビューしますが、今回は比較的思い入れの強かったフラホアについて。


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私は元々女性ヴォーカル好きで、ビョークアラニス・モリセット宇多田ヒカル美空ひばり(恥ずかしながらアヴリル・ラヴィーンも...)結構好きだったりするんですが、三上ちさこだけは非常に独特で、自分の中では別扱い。そう、この人は「ロック・シンガー」だと思うんです。決してポップ・ディーヴァではない。なぜそう思うか。それはフラホアを聴けば、わかります。


宙の淵
トイズファクトリー
TFCC-88171

※一応アマゾンにリンクしてます

ほぼ全曲の作詞・作曲は三上。今から思えば、彼女のワンマンバンド的性格が強かったのでしょうか。2ndシングル「青白い月」は、プレスへ「fra-foa最重要曲」として発表されたそうで、何とあのスティーヴ・アルビニNirvanaの3rd「In Utero」のプロデューサーとしても知られています)がレコーディング/ミキシング!しかもオファーしたら

本人から「やりたい」と返事が来た

というシロモノ。(蛇足ですが、バンドとしての2作目で、契約のきっかけとなった曲でもあるのです)

1stアルバム「宙の淵」には同曲含め3曲のアルビニ・ミックスのトラックがありますが、全てテーマが三上の幼少期に起きた出来事「兄の死」。それを昇華させたともいえるような曲です。バンド曰く「完成させないと次へ進めない」(BUZZ 2001.3月号インタビューより)ものだったそうです。BUZZの同インタビューで中本浩二氏が指摘しているように、3rdシングル「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」(タイトル長っ!)での詞の変化等踏まえると、彼女が心の底に常に抱えていた「死」をポジティブな観念に変換し、「生きることの意味」を見出すプロセスを記録した作品となっているように思えます。
ラスト9曲目のタイトル・トラック「宙の淵」では、それまで拭えなかった痛々しさが少し和らぎ、「死は誰にでも来るものだから、それまでを精一杯生きるんだ」 というメッセージが感じられます。これが全体をコンセプト・アルバム的にして締めくくっています。

しかし、とにかくこのアルバムでの三上の歌声はかなり痛々しいんだけど、とにかく圧倒的なエナジー!これには本当にヤラれました。ジャケでは痩身の彼女が、所々全盛期の「明菜」を思い出させるほどパワフル!歌詞内容とリンクしたそのエナジーの放出に、張上げる声の痛々しさに、涙がにじむ...。

そして「宙の淵」から1年3ヶ月、'02年に2nd13 Leavesを発表、結局最後のアルバムとなります。12曲中7曲のプロデュースは根岸孝旨スガシカオらとプロジェクトバンドをやってますね)。当時はミクスチャー・サウンドがクラブ・カルチャーとクロスオーヴァーし流行っていた時期(?)だけにそれを意識したようなハイブリッド・サウンドです。リーダー・トラックの7曲目「消えない夜に」をはじめストレートなラブソングが増え、バンドとしては新境地ともいえる内容でしたが...あまり成功しなかった?
スタジオ・ベーシストとしても活躍するプロデューサーの影響か、Ba.平塚学は頑張っていますが、全体的に印象が薄くなったり三上の歌だけ突き抜けて鋭すぎ、聴いてて疲れたり。バンド・プロデュースの曲では1stで聴けた轟音サウンドもちらほら顔を出しますが、全体に「厚み」よりエッジを効かせシャープさを表現しており、J-ポップフィールドを狙ったプロデュースのように思えます。個人的には結局1st3ヵ月後のシングル「小さなひかり。」が最も伸び伸びして嫌味が少なかったかな。

ツアー後、三上は妊娠・出産。その後年イチでライブもやりましたがパッとせず(失礼)、メンバーは各自の活動を本格化させ解散。復帰時のライブ映像は一部「翔べない鳥」として配信されていますが、ソロ最新DVDを観たところ、「咲かない花」として1stソロに収録されているようです(未確認ですので、もし違うようならご指摘ください)
聞き比べると、三上の持つポテンシャルにバンドがついていけなかった...と思えてしまい残念。ドラマーは凄い音出してましたけどね~。このドラマーは現在「裏返せ、俺を」というバンドで活動しているようです「水中、それは苦しい」みたいですね;失礼)。他の元メンバーも各自活動中で、昨年末にグループ全員集合してイベントしたようですRe-COCOBATみたい;またまた失礼)。ほぼ全てサンプル音源をサイトにUPしてるので、紹介しておきます。

ということで、フラホアを聴くなら1st「宙の淵」!といっておきましょう。

因みに点数は、

 宙の淵:★★★★☆ [4/5]

 13 Leaves:★★☆☆☆ [2/5]

てなとこですか。


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