ドゥームメタル

2008-11-03

神が降臨するらしい(タシーロではありません)

うんこ卍さんのブログとか、mixiとかあちこちで騒がれていますが、SLEEPが再結成ライヴをするそうです。元ネタはこの「ATP Festival.com」というところです。

目玉が飛び出て、うんこを漏らしそうです。

最近タイーマでタイーホのニュースがうんざりするくらいたくさんありますが、禁止されてる日本国内では、やはりDopesmoker で聖地に行っておいた方が無難です。アルコールくらいはサプリしてもOKでしょう。でも飲みすぎて漏らさないように気をつけましょう。

私は昨日久しぶりに楽しい飲み会でしたが、今朝起きてからは何故だか気分が非常にドゥームです。休日だというのに夜7時から会議のせいでしょうか。皆さんもお気をつけください。

SLEEP「Dragonaut」


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2008-04-08

Forest of Equilibrium / CATHEDRAL

久々にブッコフに行ったらですね、あったんですよこれが。いつ買おうか、アマゾンにしようかタワレコで注文しようかどうしようか、と考えていた矢先。一も二も無く購入ですよ。

これは、ドゥーム・ストーナー界隈ではとても有名な作品。リー・ドリアン総帥率いるCATHEDRALの1stアルバムです。

なんせもともとが「世界最速」と言われたナパーム・デスのヴォーカルだから、「世界最遅」の称号が冠されたこのアルバムがアンダーグラウンドに与えたインパクトたるや、相当のものがあったんだろうということは想像に難くない。

まるで地獄の釜の底か、極度に誇張された怪獣映画か、とにかく邪悪な音。ヴォーカルもまだナパーム期を引きずっていたのか、奈落から響くみたいなデス声。そして、遅い。とにかく遅い。そして長い。

後に「音楽的に未熟だった」(総帥)と語られるとおり、たしかに出汁はあまりでてないが、それ以前に味付けが強烈です。食べてて聴いてて気持ち悪くなってくること請け合い!!

まだこの頃はストーナー的ではなく、スレイヤーあたりとの共通点を感じさせる部分もある、”遅重デスメタル”的な雰囲気。かと思うとたまにUKハードコア由来っぽい、(比較的)アップテンポで湿った、どす黒いグルーヴが顔を出し。でも結局は大曲志向で、墓場や冥界を連想させるフルート(結構ヘタクソw リコーダーみたい)なんか入れて、プログレ意識してたり。

とにかく個性的過ぎる。面白ぇ。

現在の彼らを考える上で、この作品が原点だというのを知っているのと知らないのでは結構違うかなぁ~、というのが聴いてからの感想。キャッチーなリフや複雑な構成など、新しい面を切り開きつつ、原点を外していないのがよくわかる。特にドゥーム回帰の6th、レーベル移籍・復活の7th以降を聴き直すと感慨深いものがありますね。

てなわけで、点数:★★★★☆[4/5] ドゥーマーにはマスト!


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2008-03-27

Mournful Cries / St. VITUS

Mournful Cries
SST
SST 161CD

※タワレコリンクです

ローファイ、遅い、下手ウマ、三拍子揃ってしまっている’80年代アメリカのドゥームバンド、St. VITUS。

ひとこと言っておきます。一般的にはお勧めできる内容ではありません(笑)でも個人的には好き!何聴こうかな~とCDラックを眺めていると、いつの間にか手にしている、そんな一枚・・・。

え~、内容については冒頭に書いてしまったので、もうあまり書くことが無いです(爆)

人間椅子の1stと比較してしまうような、こもった音像。いいですね~、このローファイ加減!ギターもベースもブーブーいってます。

そしてだらだらした感じの、一貫して遅くドゥーミーな曲調。どよ~んとした沈み込むような浮遊感がありますね。最終曲の尻切れトンボ具合もふくめて最高。

そして、ヴォーカル・ギターの下手ウマ加減。サバスからの影響はすごく感じるのに、ブルースの風味は殆ど感じない、不思議さ。・・・つまり、「ニュアンス」の変化があまりない(笑) でもそれが逆に魅力だったりするんだなぁ。

ちなみに、DOWNのフィル・アンセルモは「III:Over The Under」についてのインタビューで影響を公言しています。WITCHCRAFTを聴いたことでDOWN再開のインスピレーションを得たとのことですけど、そのときに思い浮かんだバンドとして、ほぼ真っ先にSt. VITUSの名を上げていましたね。本国アメリカじゃ結構有名なのかな?

キャッチーさもなく、曲調の変化にも乏しく、ひたすらダラダラズルズル進む、でもこういう音楽を好きなボンクラを惹きつけてやまない何か、を持っているんですね。このアルバムは。やっぱり、酔っ払ってひっくり返って、あるいは+煙草でぼんやりしながら聴くのが正解かとw

点数:★★★★☆ [4/5] 俺は好きheart ずるずる~


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2008-01-27

むすめ戦争中 / 中学生棺桶


むすめ戦争中 / 中学生棺桶
妄想最前線 MOU-002

※タワレコリンクです

ああ、何て酷いバンド名でしょう、「中学生棺桶」。しかもレーベル名が「妄想最前線」ですからね。ジャケ・裏ジャケ含め、もうこの時点で駄目な人は駄目でしょう(笑)。

しかし、個性の強い音を求めてる人は、聴いておいて損は無い内容ではないでしょうか。

音に関しては、本人たちは「パンクだ!」と言い張っているが、日本語・和音階・腐れ歌謡メロドゥームロックにしか聞こえませんw(←・・・って、なんだよそれ!)。ストーナー感や、サバスのような重々しさはないけれど、悶々とした行き場の無い衝動のはけ口をもとめるかのように、気だるく、くぐもった音が陰気に渦を巻く。バンド名のとおり、確かに中二病のザーメン臭い肥大化した自意識と妄想を連想させます。

完全に狙っている”悪い”音質は、オンラインフリーペーパー”Clue”によれば、テープを使用してのアナログ録音ということらしいです。暑苦しさ、くどさを誇示した、というこのサウンドについては先程も触れました。そこにあるのは徹頭徹尾アングラ志向、トレンド系やマッチョイズムに拒否を突きつけ、すすんで日陰者となる屈折した表現衝動。

そんな彼ら、前任べーシストは「ブルーハーツのファンであるという理由で」解雇されたらしいです。アホですね。最高です、この頭でっかちさ加減www

更に、弦楽器隊3人は、全てSG(EB)タイプを使用というのも狙ってそうな気配(笑)。レスポールやストラト、フェンダー系ベースのようなある意味洗練された音ではなく、わざとどこか「足りない」ような音を求めてしまうのが中二病なのかもしれません。

それともサバス・人間椅子からの影響が屈折した結果なのか?ギターのニュアンスは確かにメタルというよりもパンクっぽい臭いがしますが、リードはかなり和嶋慎治っぽい部分もあるんですね、これが。サウンドのこもり加減も椅子の1stを連想させないではないし・・・。

因みにヴォーカルは椅子より上手いです。基本的にはやさぐれ系チンピラ歌唱法(←だからそれ何だっつーの)ですが、思ったよりアクは強くなく、「椅子はあの声がどうも・・・」という人でも聴けるかも。

あ、ここまで読んできて「椅子の系譜にあるなら・・・」と思った方は、注意!彼らにあるのは椅子のような文学性ではなく、屈折した自己顕示欲?みたいなものだと思われます。なにしろ、歌詞カードなんて読ませようという気はさらさらない!と言いたげ。字は小さいしバックの写真との兼ね合いも何も考慮されてません。ほぼ読めませんでした(笑)。

ともあれ、この屈折加減を追求していけば、今後も一定の影響力を持ち続けるだろう、ということは想像に難くありません。良し悪しは別として・・・(笑)。とにかく個性の塊です。お好きな方はどーぞ、てな感じで(勿論私は嫌いじゃないですがw)。

点数:★★★★☆ [4/5] 俺は好き。他人はどーだか知らん。

Vo.きむすめ葉蔵の”Clue”連載コラム「壁自慢だよ!怒正論」はこちら


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2007-12-26

The Alchemist(錬金術師) / WITCHCRAFT

コレは来ました!超レトロ・ヴィンテージ志向ドゥームロック、WITCHCRAFTの最新作です。

9月発売で、10月末頃注文したのに全然届かなかったので、通販で入手してしまいました。しかし、これは個人的に今年のベストディスクかも!そのくらい凄い内容です。


錬金術師
リーフハウンドレコード
LHR-028

《タワレコで買う》

何が凄いって、音が今年のレコードとは思えない。普通に人に聴かせたら、「これ何年の作品?」といわれるでしょう。どう聴いても70年代のロックに聴こえてしまう音作り。

とはいえ、調べてみれば前々作にあたるファースト、前作とは格段に音質が良くなってるそうで、レトロ志向ながらもアングラ精神一辺倒なバンドではないようです。

なにしろ、ギター、ベースのトーンが最高!相当良い楽器を使ってるんだろうなぁ、と思わせます。

初っ端から、まるで70年代の日本のフォーク・ロックグループかと思わせるメロディアスな曲調。そして美しい楽器のトーン。基本的には中域の強調された”もふもふ”いう感じの音ですが、やっぱり高音・倍音の部分でしょうか。アタックがとても綺麗です。うひ~、ため息が出るわ。なんかね、はっぴいえんどを思い出しますね(あんまり聴いたことないですけどw)

ただ、この曲は新境地らしく、その後はブリティッシュっぽいハードロック系の曲が続きます。

そこかしこにドゥームの影も見受けられるものの、全体的には初期プログレにも通じる(このあたりはオルガン・メロトロン・サックスなどが導入されていることも見逃せません)メロディを軸に展開される古典的なロック。以前はレトロ志向のドゥームメタルバンド、という評価をされていたようですが、このアルバムを聴く限り、オールドロックの好きな一般のリスナーにも普通にオススメできる内容です…てか、はっきりいって素晴らしいアルバムだと思います。

アウトロを合わせ14分に及ぶタイトルトラックを含むとはいえ、本編は全7曲(!)。これがしかし非常に効果的で、この類の音楽はともすれば後半ダレがちになるものですが、そういった印象は全くありません。本当にクラシックロックのいいレコードを聴いたような気分になります。

とはいえ先程も触れたように、クリアな音質を追求するようになっているというところが、現代のバンドであると言うことの主張のように思います。敢えて現代にこの音を鳴らすことの格好良さを高次元で体現してくれる数少ないバンドと捉えていいんじゃないでしょうか。

しかも日本盤ボーナストラックの「Sweet Honey Pie」がまた非常に美しく、まどろむような本編のあとに儚く煌くような余韻を残します。

…いや~、最高のひと言に尽きますね。

点数:★★★★★ [5+/5] いいよ~。ウヘヘ


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2007-12-18

Endtyme / CATHEDRAL

前作レビューにも書きました、ひとつの頂点を見た我らがCATHEDRALが次の次元に向かうために挑戦した意欲作、「Endtyme」。

Endtyme Endtyme

アーティスト:Cathedral
販売元:Earache
発売日:2001/02/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

やってくれました、リー総帥。これぞドゥーム!最高にドゥーミーな、暗黒音楽です!

発売は2001年になっていますが、制作を行ったのは2000年。世の中が「ミレニアム」に湧いていたあの頃です。ライナーの解説(;伊藤正則氏)にもありますが、前作のツアー後、自分たちの足元を見つめなおし、バンド結成時の初期衝動をもう一度取り戻すことで新たな次元へ向かう決意をした。その引き金の一つが、新千年紀を迎える世の狂騒を醒めた眼で見たことだったようです。

もとはといえば、NAPALM DEATHにおいて、速いとかそんな次元を超越したブラストビート+歌詞の全く聞き取れないデス声でリスナーとのコミュニケーションを拒絶した総帥のこと。アートとしての表現を追求することの大切さはつまり、コマーシャルな世界の大部分がいかに真のアートと相容れないものなのか、ということの再確認だったのかもしれません。

(因みに総帥は、 BURRN ! (バーン) 2007年 12月号 [雑誌]の連載「DORRIAN'S DOOM」でも、”プログレ”について『成功したバンドは真の創造性を失っていった』みたいな事を書いておいでです。)

皮肉にも、この作品を発表したその年、9.11テロが起き、世界はまたしても戦争と破滅への道を進むことになる―ある意味、予言となってしまいます。

総帥は「21世紀になったからといって、何が変わるわけじゃない。大切なのは自分たちがどう生きるかだ」というような趣旨の発言をしていたそうで。現在を見つめなおしてみると、本当にそのとおりです。

グローバリゼーションと貧困、戦争、地球温暖化などの環境問題、21世紀になっただけで何かが変わったのか?否、20世紀(まで)に人間がやってきたことの結果が現在。それは自らの傲慢さが生み出したもの。今までのツケを払わなければいけないような状況にあっても、前に進もうとせず時代に逆行するような動きすらある。

総帥(&ギャズ)は、この作品で「上っ面だけの流行や成功なんてクソだ!足元を見ろ!」とばかりに人間の暗黒面を叩きつけたのかも知れません。

聴き手を突き放す禍々しさの中にも、怒り、悲しみが入り混じり渦を巻く、混沌をイメージさせる音像。嫌悪に満ちた総帥の咆哮ヴォーカルは、ある種のメッセージ。勿論、これまでに培ってきたキャッチーさもそこかしこに顔を出し、単に暗さ・重さを追求しただけではないグルーヴとスケール感。

やはりこれはアートだ。

一般的に言って、オススメできる音楽性では決してありません。ストーナー的な酩酊感もそれほどないし、かといって完全お葬式系暗黒でもなく、悲嘆にくれるにはグルーヴィーすぎる。

しかしCATHEDRALを聴き続けてきたファンにとっては、絶対外せない作品でしょう。これを聴いてから7th「VIIth Coming」を聴くと、一皮向けた印象でとても興味深い。

ということで、点数。

点数:★★★★☆ [4/5] マニア向け。


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2007-12-04

Caravan Beyond Redemption / CATHEDRAL

遂にamazonで手に入れました。我らが(?)リー・ドリアン総帥率いるCATHEDRALが'98年に発表した5thアルバム。

Caravan Beyond Redemption Music Caravan Beyond Redemption

アーティスト:Cathedral
販売元:Earache
発売日:1998/06/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これまでの路線を踏襲しつつ、音作り、楽曲や作品構成の緻密さが光る、非常に完成度の高い作品です。

全体的に音の分離が良く、ギターサウンドはザックザック、ジャリッジャリしていた3rd「The Carnival Bizarre」に比べだいぶまろやかになっています。またベースも前に出てくる部分が多く、そこかしこにファンキーなグルーヴがあります。M4はジミヘンか?といった趣で、彼らにしては明るく面白い。

そして全体には勿論ドゥーミーであるものの、彼らの持つポップセンス、ということになるんでしょうか、曲のキャッチーさが目立ちます。何と言ってもM1「Voodoo Fire」の出だし、

(シンコペで)だーっ、だーっ、だっ、(1拍休)

「VOODOO!!」

(同上)だーっ、だーっ、だっ、(同上)

「FIRE!!」

これはわかりやすすぎでしょうw 空耳アワーでなくとも笑いますって、総帥。

それはさておき、練り上げられた楽曲群が並びます。

ある意味彼らの真骨頂ともいえるキャッチーなリフ・メロで構成されるM2「Unnatural World」,M5「Captain Clegg」。この辺は「くぅ~、コレだよコレ!」的なインパクト。その他も、彼らなりのヘヴィ・ロックンロールのM6「Eath Messiah」,凄く70年代ロック的、ZEP的なM9「Kaleidoscope Of Desire」,これまたZEP風+サバス趣味も合体したM10「Heavy Load」など、わかりやすい曲満載。

随所にパーカッション類を導入、グルーヴにエスニックな雰囲気をプラスしているのも聴き逃せません。中盤にはそんなエスニックさ満点の「Caravan」というインスト(―これはサバスの「Planet Caravan」へのオマージュとも捉えられますね)を挿入することが、全編を通したアクセントとして機能しています。

そして最後の2曲、M11「The Omega Man」,M12「Dust Of Paradise」は「やっぱり俺たちはドゥームだ!」という主張でしょうか、大曲が続きます。またただドゥームを追求したのではなく、11~12の前半は叙情的に、全編をぐっと引き締めています。そして12後半の足枷ズルズルドゥームサウンドは、タイトルである「罪深き隊商」の旅の終末を描き出す締めくくりとして圧巻。この完成度は一部のメタル愛好家の愛玩物としておくには勿体無いくらいですね。

The Ethereal Mirror」以降追及し、パーマネントなバンドとなった「The Carnival Bizarre」以来の方向性をコンセプトアルバムと言う形で結実させたのがこの作品、といえるでしょう。はっきりいって「普通に」オススメです。「羅生門」「頽廃芸術展」あたりの人間椅子を好きな方も、きっと気に入ることでしょう。

点数:★★★★★ [5/5] なんだかんだで聴いちゃう。


さて、ここである意味構成美の頂点を極めた彼らは、再度自分たちの立脚点を見つめなおし、次の次元へとステップアップするために挑戦をすることになります。それが次作「Endtyme」な訳ですが、それはまた次回以降にレビューしたいと思います。


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2007-11-02

Sleep's Holy Mountain / SLEEP

最近政治的な内容が続きましたが、またまたろくでもない音楽の(笑)レビューをいたします。


Sleep's Holy Mountain
Earache MOSH079CD

《タワレコで買う》

一応ストーナーに分類しているけど、人によってカテゴライズが分かれるだろうと思われるこの作品…というかこのバンド。

ロッキング・オン11月号では(Gtのマット・パイクが結成したHIGH ON FIREの新作レビューで)「ドゥーム・メタルのカリスマ」としていた。一方『静謐の森』さんでは「スラッジ・コア」と断言しています。で自分の印象としては、ドゥームっぽくもスラッジっぽさもあるが、やはり全体として「ストーナー」としてしまおうと。そういうわけです。

※ループして聴いているうちに、やはりフレーズのつくりはドゥーム、引きずるような風情はスラッジっぽいなぁと気づき、双方のカテゴリにも登録することにしました。

人によって受け取り方がかなり変わる部分を色々持っていて、その分アピールする層が広かった、ということでしょうか。その筋では「神」と崇められるほどのカリスマだそうです。

とにかく言えるのは、聴いていて「何もやる気がしなくなる」音楽だということ。ま~、酒飲んで酔っ払ってひっくりかえって聴くには最高でしょう。しかし嫌な人は最高に嫌なんだろうな~(笑)特に後半は、まともに聴いてるとすんごい気分が落ち込む可能性大(爆)

何しろ、裏ジャケが「ハッパ」。吸ってる姿のイメージなんでしょうか?口に手をやってるメンバーの写真にハッパが重なってます。完全にハッパ主義ですね。なんといっても次作(最終作)「Jerusalem」はマリファナ組曲だそうでwww 歌詞内容なんてまったく精査してませんが、まぁおおかたそんな内容でしょう。はっきりいって、曲の構成もどうでもよくなってくるくらいの内容なんですね、これが。

初期BLACK SABBATHからの影響を感じさせる部分は多々あります。実際サバスからは相当影響受けているらしいです。が、こいつらのはサバスほどまっとうな(?)ロックじゃないです(笑)

最初はブルース音階やらパワーコードでグルーヴィーな爆音ロック、これぞストーナー!という感じ。途中で少々テンポアップ、パンク臭くなったりもします。実際ヴォーカルはハードコア出身、オズボーン部屋~みたいな感じ(なんじゃそりゃ)ですし、テンションが高くなりそうかな~?と思わせたりもするんです。が、どんどん遅くなってスラッジーになり、パワー感は減衰、単音リフでドゥームへ寄って行き、挙句尻切れトンボな終わり方。この頃には、ほぼインストのみに。

そうなるともう、目は虚空を彷徨い体は脱力、脳みそは停止状態。

車で聴くと、運転を投げ出したくなります。家で聴くと、家事なんてやってられません。

次作「Jerusalem」ではこれがほぼワン・リフで1時間続くってんだからすごい。どこを調べても”ストーナー者のバイブル”的紹介しかされてない。はっきり「これ聴いて車の運転はできません。」と書いてるブログもありました。きっとドラッグ無しでトリップできるんだろなぁ…。


う~ん、しかしこのアルバムだって、何度聴いても超絶に退廃的で陰鬱でキモい。

最高です。

ダメ人間志望の方は必聴です。そこのあなた、ほら聴きたくなる…。

私はもうだめです。もうレビューする気が起きません。

点数は、★★★★★ [5/5] (…0でもいいですけどw)

じゃあ、おやすみでごんす。


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2007-10-26

The Carnival Bizarre / CATHEDRAL

色々探したが見当たらず、やっとこさっとこ中古で見つけたこのアルバム。

The Carnival Bizarre

アーティスト:Cathedral
販売元:Earache
発売日:2007/06/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ここのところハマりにハマっているCATHEDRALの3rd。パーマネント・メンバーとして、レオ・スミー(Ba)・ブライアン・ディクソン(Dr)が加入して初の作品。

基本的には、2ndの路線を踏襲していますが、プレイヤーが代わり、更にツイン・ギターからギャズ・ジェニングスのギター1本になったことから若干“マイナーチェンジ”があるように感じます。

ベースが本職になった、といのも大きな要因でしょうか、前作「The Ethereal Mirror(邦題:デカダンス)」に比べ、グルーヴの強靭さがUPしてます。のたうつようなグルーヴ感は、やはりレオ・スミーのベースによるところが大きいでしょう…うーん、影響受けるわ~。

しかしなによりとにかくこの作品は、“サバス趣味”全開な内容。特にM3「Utopian Blaster」はサバスのトニー・アイオミ(Gt)と共演してるのも含め、サバスへのオマージュ的な曲。

M4「Night Of The Seagulls」、M6「Inertias Cave」などはヘンテコかつ不吉な音階、どんよりとしたグルーヴ。タイトル・トラックM5「The Carnival Bizarre」ではエンディングに向かって回転数を徐々に遅くしていくという、気持ち悪さこの上なしのアレンジ。これら人によってはどうしたって拒否反応を示すだろうと簡単に想像がつくDoomさ加減。1曲目などはなかなかハイテンションですし、ギターサウンドのハードさも前作以上ですが、やはりどこかぬらっとした質感は否めません。やはりDoomを信条とするということか、古典メタル的整合性よりも、サバスのバッド・トリップみたいな感覚を目指したようですね…個人的には大好物(笑)。

とはいえ、全体的な構成の出来は前作のほうが馴染みやすいことも確か。少し聴き込まないと良さがわかってこない、という難解さもあります。

そんな中でも、M2「Hopkins(The Witchfinder General)」はキャッチーさが光る曲。リフのキャッチーさというのは、その後も続いてCATHEDRALの魅力となっていますね。何気にM10もわかりやすい単音メロ・リフ+お約束メタルコード進行で耳を惹く佳作。

またM8「Blue Light」は9thの音を強調したベースラインが印象的なメロディアスな小品。こういった曲も“ただの”サバスフォロワーではない彼らの懐の深さを示すものであり、個性です。単なる焼きなおしバンドな訳では決してありません。

点数は… ★★★☆☆ [3/5] まだまだ焦点化しきれてないな。


いやいや、こうなってくるとなおさら、他の作品(まだ聴いていない、中期の作品)も聴いてみたいですね。7th→2nd→8th→3rdという変な追いかたをしてるんですよね。1stはちょっと別物、みたいに言われているので後回しとしても、この間(4~6th)を聴いてみないことには、本当に彼らのことを語るという訳にいかないでしょう。

まぁ、更にDoomな作品(6th「Endtyme」)があるということを言われると、否が応でも興味をそそられる、という気持ちもありますが…w


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2007-04-26

The Garden of unearthly delights / CATHEDRAL

 いやはや、やっとこレビューが出来るようになりました。


The Garden Of
 Unearthly Delights

トイズファクトリー
TFCK-87396

《タワレコで買う》

ドゥームメタル界のみならず、既に全メタル界の重鎮とも言えるカテドラルの目下最新作。彼ら独特の陰鬱で、重く澱んだな雰囲気たっぷり、また前作「The Ⅶth Coming」の持っていた豪快さも相まって、まるでぐつぐつと煮えたぎる鍋みたいなサウンドは、ちょっと他にはないですね。これがカテドラルの唯一無二の個性なのでしょう。酔っ払ってユラユラと体をゆすりたくなります

最高!

更に言えば、2曲目「Tree of life & death」のスピード感は、「Supernatural Birth Machine」で感じたハードコア的なテンションを思い出します。ヴォーカルのリー・ドリアン総帥はNapalm Deathに在籍していたことでも有名ですが、そんなことを思い出させるのはこのバンドの奥深さを物語ってますでしょうか。

 さて、このアルバム全9+1曲と曲数は少ないですが、何と言っても9曲目、9つのパートからなる26分弱の組曲、「The Garden」が圧巻!女声ヴォーカルをフィーチャーしてる部分も結構あって、アーリープログレ(第4期以前のキング・クリムゾン)あたりを髣髴ともさせる大曲。

Pt. 1 創造の棘
Pt. 2 庭の問題
a) 山羊の角, 蛇の舌
b) 血の花は恋人たちの庭に咲く
Pt. 3 スミレ色の蘭の谷へ
Ⅰ) 屍の蝶
Ⅱ) 盲者の凝視
Pt.4 刈り取り機の戦い
Ⅰ) 宇宙裁判官の法廷
Ⅱ) 死のトンネル
Pt.5 天国で警鐘は鳴る
Ⅰ) 停止した暁の悲しみ
Ⅱ) 黒きバルボフィラムの日の出
Pt. 6 スミレ色の蘭の谷を脱けて
Ⅰ) 命の具体的な草地を過ぎる
Ⅱ) 道徳の鎖
Pt. 7 (i.e. Pt. 2 (c)) 庭へ戻る
Pt. 8 眠る心のプール
Pt. 9 終わりの時

 左が、その9曲目の構成リスト…を和訳したもの(直訳です)。凄いでしょう!見ていただいたら大体わかると思いますが、これでひとつの大きな物語を形成してます。勿論トラックは分かれてませんので、最初のうちは歌詞カードと照らし合わせても、今どのパートをやってるのか判断するのが難しいんですよ。

 Pt. 1は不吉な響きのフィードバックで始まり、アコギ+女声が幕開けを告げる。

そして煮えたぎる鍋なPt. 2。

Pt.3-Ⅰの不安を掻き立てる単音リフ。バックのドラミングにはジャズの要素すら垣間見えます。

Pt. 3-Ⅱの雰囲気はかなり中世的で、クリムゾンの1stを思い出します。

Pt. 4-Ⅰは重く引きずるようなドゥームサウンド、サバスVol.4の「FX」を思わせる実験的ノイズを挟み、抑圧されたような、ぬめぬめと暗く澱んだⅡへ。

Pt. 5-Ⅰはタイトルどおり魔物の来襲を知らせる鐘の音を思わせる音から始まり、妖魔たちの狂宴といった趣。Ⅱでまた引きずるような暗さが顔を出し。

Pt.6-Ⅰではストリングスの響きがより一層不安を掻き立てます。そしてサバス直系の面目躍如といった感じのリフと混ざり合うⅡはまるで魔女の鍋(カエル入り)

Pt. 8ではダイナミックな音像が、深い悲しみをたたえる永遠に閉ざされた庭園を想像させるハイライト。ごめんなさい、これもクリムゾンみたいに聴こえます私には。

そしてまたPt. 9でPt. 1のアコギ+女声に戻り、終幕。歌詞内容は、もろドゥームです。全ての終末が訪れる場面。

と、こんな感じです。書くだけでも大変です(笑)。気合を入れて聴いてくださいよ。


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ところで、これはCDを青林檎に見立てたピクチャーディスク仕様なんですが、なんと、CDの表面をこすると、ほんのり青林檎のにほひが…噂には聞いていましたが、かなり笑わせてもらいました!アルバムタイトルをExcite翻訳で直訳すると、「薄気味悪げな喜びの庭」だそうですが、それとのギャップがまたww それを体験するだけでも価値ありな作品です(プププ) うちの子どもたちも、教えると面白がってさかんにこすって「なんかくさい~~www」と言って喜んでおりました。

 ということで、終末への憧れ、自失の希求。ドゥーム、ドゥーマー、ドゥーメスト、混沌の極彩色を放つ王者カテドラル。もう一度言います、最高ですわ。他の作品もぜったい集めますw それにしても去年のラウドパーク、行きたかったなぁ~ちくそ~。

点数:★★★★★ [5/5] 長々とどうもお疲れ様です。

 ※この作品のレビューは、「静謐の森」さん(→こちら)及び「雑音にしか聴こえない音楽~命を削って聴け!~デス、グラインド、ノイズ、スラッシュ~」さん(→コチラ)も是非参考にしてください。


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2006-08-10

Monotheist / CELTIC FROST

今回は、世界の鼻摘み地下メタル供にとってカリスマなバンドの一つ、スイスの「Celtic Frost」16年ぶりの新作:前の作品も聴かにゃならんとです)「Monotheist」


Monotheist
Century Media Records
 (USA)
8200

最初はあれ?普通にミディアムなデスメタル?と思うけど、どっこい3曲目からは ドロ~ン!

ゾッとする、つうか何となく恐い。スイスの四谷怪談 だなぁ。後に進むに従って、どんどんどんどん暗~く、おぞましくなって行きます。9~11(日本盤はボーナストラックあるので10~12)曲は組曲になっていますが、ここまでくると

「絶望」しかない

ですね。「希望」という字はまったくもって浮かびません。


※私の大好きな指輪物語の『二つの塔』、第九章「シェロブの棲家」のBGMにぴったりです。真っ暗闇を進んで、何百年も生きる蜘蛛の怪物に出会うエピソードです。わぉ!

聴きなおしてみると、いや、1・2曲目だって充分怖いよ。とにかく、「片手間で」聴ける音楽ではないですね。

しかしゴス(ゴシックね)・メタルって最後の方みたいなのかなぁ、と思いました。Paradise LostとかOpethとかがゴスと呼ばれるバンドだそうですが、チェックしてみるかな。誰か持ってたら教えてください。

ということで、とりあえず一般の方にはお薦めしません。でも俺は好き(やっぱり)。音楽的には、経験する価値が充分あるものと言えるんじゃないすかね。気合を入れて聴いてみてください。

点数:★★★☆☆ [3/5] 完成度は凄いけど、聴き込めない…w

おまけあり。

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