グラインドコア

2007-06-26

唄殺皆衛門 / D-river[デス・リバー]

自称「武士コア」を標榜する日本のバンドの2nd。

ベルウッドレコーズ
BZCS-1

(在庫切れ;
 Amazonならもしや…)

DOLL等でそのパフォーマンスと、歌詞内容における批評性の高さを評価されています...つまりどういうことかというと、基本的に

「アホ系」ですw

 1stのタイトルが「金髪八兵衛」。曲名も「ブラスト和尚」「はなくそ吹き矢」(以上1st)「三筋交代」(2nd)等となっております。が、Vo.デスカワの声は本物!ブラストも荒削りですが、いい感じ。ギターが2ndで交代し、ヂーヂー言う極悪チープ系メタルサウンドになっているので、この辺が好みの分かれるところかも知れません(個人的には更に批評性を高めてくれていると思います)


 過去にBRUTAL TRUTHのサポートを何度も努め、親交があったため今作はリッチ・ホーク(Dr)プロデュースの下、フロリダでレコーディング!2曲目「延長ですか、平蔵さん」ではリッチのフリー・ジャズ的サックスプレイも聴けるという贅沢さ!また面白いのが、元東京パフォーマンスドールの徳永愛氏が「Voice of わがまま姫」クレジットで1曲目「攻撃一番」に参加しています(一旦どんな人脈なんだ?)

 今作の聴き所の一つが、ブラック・メタル元祖のひとつ、VENOMのその名も「Black Metal」「黒鉄」としてカヴァーしている中での

「さっ、佐藤君今日も遅刻かい!」
ですね。

 通常の曲で言えば、「ちんどんブギ」のカオスっぷりや、ノリノリ+メロディアスなリフの「ひき逃げ人力車」も捨てがたい。とはいえ一番このバンドらしいと思うのは「一番槍」(ただし、曲というよりコント)ですね。

点数:★★★☆☆ [3/5]


 2000年に韓国で行われた日韓合同ハードコア・イベントに参加して好評を博すものの、その後は2003年に一本ギグを行ったきり、活動休止しているようで、残念。HPの掲示板も「頭の悪いエロ広告書き込みもOK!」なんて書いてあるもんだから、出会い系やエロ画像の書き込みばっかw とはいえ公演依頼は受け付けているようですので、いつか呼んでみたいな~と思っています(賛同してくれる人がいるかどうかが問題)
(オフィシャルHP ⇒ http://d-river.hp.infoseek.co.jp/


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2007-03-27

Play Fast Or Die - Live In Japan / LOCK UP

え~、グラインドコア大特集第2弾です。スラッジ/ドゥームをレビューするって言ってたのに、最近またこればっか。うわはははは。ていうか、前に別ブログで書いた記事を再UPしてるだけなんですけどね。


さて本題に入りましょう。

 NAPALM DEATHのシェーン・エンバリー(Ba)・ジェシー・ピンタード(G;当時・R.I.P.)、元CRADLE OF FILTH~DIMMU BORGIRのニック・バーカー(Dr)、元AT THE GATES~THE CROWN等・現GREAT DECEIVERのトマス・リンドベルグという、各国のグラインド・コア/デス/ブラック・メタル・シーンで活躍し続ける猛者たちからなるグラインド・コア・プロジェクトバンド。これは2002年6月28日、名古屋で行われた「エクストリーム・ザ・ドージョー Vol.4」でのパフォーマンスを収録したライヴ盤DEATH。


Play Fast Or Die
(Live In Japan)

トイズファクトリー
TFCK-87386

 前置きが長くなりましたが、とにかく圧倒的なブラストまたブラストの嵐!な内容は猛烈すぎて二の句が告げない程。ライナー・ノーツで解説の行川和彦氏は「ネバー・エンディング・グラインド・ドキュメンタリー」と表現していますが、全く的確です。本人たちにとってはは「お楽しみバンド」のようなものですが、「お楽しみ」でこの激音はありえません!!

 個人的には、ニック・バーカーのブラストの速さ・タイトさには吃驚仰天でしたが、パワフルすぎて平坦に聞こえてしまうのがほんの少しだけ残念でした。とはいえでかい音でこの猛烈爆走粉砕核な激音の渦に身を任せれば、ブラスト依存症の紳士淑女もトリップ間違いなし。こいつはマストですぜ、グラインドの兄貴!

 逆に、ブラストで興奮しない方は間違ってもヘッドフォンなどで聴かないようにご注意。ストレス因子以外の役割は果たさないと思われますw

点数:★★★★★ [5/5]

(オフィシャルHP ⇒ http://www.lockup666.com/


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おまけあり。

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2007-03-20

Confrontation / SOILENT GREEN

 2001年8月の「Beast Feast」、2002年3月の「エクストリーム・ザ・ドージョー Vol.3」にて来日し、両方ともえらい騒ぎだったというグラインド・コア・バンドの4th。ニューオーリンズ出身で、元PANTERAのフィル・アンセルモが同郷ということで、ずっとサポートしていました。


Confrontation
RELAPSE JAPAN
YSCY-1003

 サウンドは、メタリックなギターと変幻自在なリズムチェンジによる緩急織り交ぜた激音です。中でもニューオーリンズの「血」を感じさせるスロー・パートの粘りが凄い!さながら「背筋強化用ゴムひも」(野球部が使うアレ)のようなブッチブチ感。またブラストもタイトだがパワー一辺倒ではないので平坦な感触はなく、疾走感があります。更にVoの怒号も個性的で、低音咆哮に加え「ノド破り系」絶叫があるんですが、そのときの倍音成分が独特。好みは分かれるところかもしれませんが、個人的にはこの2つが合わさったときの爽快感に、はじめて聴いたときから病み付きです。

 緩急自在なリズムチェンジがあっても、全体としてはブラストが中軸に据えられていますので、ブラスト依存症の方も大満足でしょう。かつ要所要所にブルース/ジャズの息吹を感じさせる小品(?)も入っており、その音楽的懐の深さやアルバム全体の構成力も他とは一線を画しています。また噂では今作は「よりストレートになっている」とのことで、以前の作品のアヴァンギャルドさに胸膨らむばかりです。

点数:★★★★★ [5/5]

 しかしニューオーリンズと言えばカトリーナ。その影響でVoが亡くなってしまったとばかり思っていましたが、誤情報(読み間違い?なにしろ英語だったもんで...(^^ゞテヘ)だったようです。昨年6~7月にかけてUSツアーを行ったとのこと。いや~良かった良かった。

(オフィシャルHP ⇒ http://www.soilentgreen.net/


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2007-02-20

こないだ買ったCD二枚(CATTLE DECAPITATION & SKINLESS)

 先日、またまたエクストリーム系のディスクを購入しました。そいつらのレビューをしときたいと思います。

  1. CATTLE DECAPITATION / Karma.Bloody.Karma
  2. SKINLESS / Trample The Weak , Hurdle The Dead

CATTLE DECAPITATION / Karma.Bloody.Karma


Karma.Bloody.Karma
/ Cattle Decapitation
( Metal Blade )

 アメリカ産テクニカル・グラインド・デスメタルバンドの3rdだか5thだか、という作品。因みに、「きゃとる・でかぴていしょん」 と読みます。

ロゴとか、ジャケとかから、「ゴア一歩手前」みたいな感じかな?と思っていたら、案外当たり。どうやら昔はかなりゴア色が強かったようです。今はだいぶ「普通」な感じに落ち着いてきているらしい…ただ一曲ゲップな音が入ってるやつがありますがw。

さて全体には非常にテクニカルなオールドスクール系デスメタル、といった感じ。ドラムの手数は多いし、キックの符割もかなり細かく、また変拍子もガンガン。なかなかノレませんw。(この辺は変態系リズム大好きな私には堪らないポイントですwww) そしてギターもスィープしまくり、チョーキングしまくり、キュインキュイン言ってます。カンニバル・コープス等からの影響をモロに感じさせます。サウンドイメージも、そう。”グラインド”とはいうものの、ブラストビートよりはスラムビートの方が多く感じられ、「肉、みじん切り」の音にも聴こえます。これはジャケのイメージと結びつくため、プラスに働いていますね。

そんなこんなで、ひたすらテクニカルで分裂気味なぐちゃぐちゃした音が続きますが、「自己満もここまでくると凄い」といいましょうかw、なかなか説得力があります(いやいや、褒めてるんですよ)。ただアルバムの構成が惜しかったなぁ~、結構ドラマチックな展開の曲もあるんですが、後半に集中してしまっていて、効果半減。上手く散らして配置すれば、もっと各曲が印象に残ったのに…。と思いました。とはいえ、お好きな方には充分オススメできる内容だと思います。

点数:★★★☆☆ [3/5]

そういえば、このバンドは動物虐待反対などのメッセージを歌詞に込めているようです。ということは、ヴィーガンなんでしょうか。しかし、音像はオーガニックフードプロセッサみたいな感じですよねぇ。相手が人間ならわからないでもない(?)ですが…以前あった、「クリスチャンデスメタル」みたいなパラドックスを感じてしまうのは私だけでしょうか。


SKINLESS / Trample The Weak , Hurdle The Dead


Trample The Weak,
Hurdle The Dead

/ Skinless ( Relapse )

 これは凄い!超暴力系極悪ハードコアメタルバンドの最新作ですが、このひどいタイトルとジャケどおりの音!表現するなら、

「バーブドワイヤーボード・金網電流爆破デスマッチに、鬼ヤスリと釘打ちバットとショットガンとダイナマイトを持ち込んで、客席にブルドーザーが乱入した」

ような音…みたいな。もうなんだかよくわかりませんが、そのくらい撒き散らされる暴力をイメージしてください。大仁田なんて泣く暇もなく屍です。全8曲中、オリジナルの7曲の間は曲間も殆どなく、ひたすら血も涙もない時間が続きます。

リズム的には、ミドルテンポのモッシュパートが多いです。が、ある意味極悪メタルの開祖ともいえるパンテラ等のそれよりずっと殺伐とした感じ。この辺はデスメタルの影響でしょう。ドラムサウンドは比較的符割が細かく、硬い音。モービッド・エンジェルのピート・サンドヴァルからの影響が強いんじゃないでしょうか。そして、とにかくギターの音がデカい!ザラッザラのザックザクな音で終始押しまくります。ヴァイオレント系が好きな諸兄には、よだれ垂らしっ放しなこと請け合い!ですね。あ、勿論私は滅茶苦茶気に入りました。

最後の「Wicked World」はブラック・サバスのカヴァーですね。それまで吹き荒れた暴力の嵐サウンドとのあまりの落差に「フザケてんのか?」と思ってしまいましたが、出来は悪くないです。なお、このディスクはエンハンスト仕様になっており、PCで見れるライヴ映像データが収録されています。それを見た限り、すげぇケンカ強そうです。

点数:★★★★☆ [4/5]


以上でした。今度はスラッヂ・ドゥーム系のディスクを狙っております。購入したらまたレビューしますんで、お待ちを。


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2006-12-03

Darker Days Ahead / TERRORIZER

こちらに書いたように、LILY ALLENの記事を書こうと思ってたんですが、その前に、またグラインドコアを購入してしまった のでそちらのレビューをします。


Darker Days Ahead
Century Media
CMA8240

今回はこれ、伝説のグラインド・オリジネイターのひとつ、TERRORIZERの復活アルバム。なんと17年振りの復活だそうです!

まずパッケージに「featuring Pete Sandoval(MORBID ANGEL),Jesse Pinrado(ex.NAPALM DEATH)」の文字が!あ、またジェシー・ピンタード参加作品を買ってしまった…LOCK UPにも参加)…しかし彼は、病気療養のためNAPALM~を脱退していましたが、このアルバム発表直後に亡くなってしまったとか…ご冥福をお祈りします。

ともあれ、音の話に移りましょう。


 MORBID ANGELのピート・サンドヴァルの人間超越ドラミングは既に有名ですが、その実力はここでも遺憾なく発揮されています。殆どもうエンジンが鳴っているような音で、完全に人間粉砕機と化しています。またその安定感・スムーズさ(?)はデスメタル的な殺伐とした雰囲気を醸し出しており、デスメタラーさんたちも気に入ることでしょう(ヴォーカルもデスメタル系低音グロウルですし)。個人的にも、このブワァ~っと爆走を続けるスピード感、暴力性はすっと馴染みますねw変拍子やリズムチェンジも少なく、ひたすら爆走に爆走を続ける様はさながらエンジン(車輪)付巨大グラインダーです。 ナパームあたりに感じる、鉈で千切りにされるようなアタック感は希薄ですが、その代わり尋常でないスピードのツーバスが、非メタリックなギターリフに、更に爆発的な厚みを加えています。因みにベースはよくわかりませんw(多分リフユニゾンだろうな)

面白かったのが、我が子どもたちの反応。ナパームなんか聴いていると、必ず「怖い~、うるさい~、止めて~!」と言ってくるんですが、このアルバムは無反応w 「止めなくてもいいの?」と訊くと、「気にしないでいるから大丈夫」ですと。ということは、比較的聴きやすいアルバムと言えるでしょうwww。
 あ~しかし、丁度土日にかかってしまったのでまだ爆音で聴けてないんですよ。子どもの反応から考えるに、きっと爆音で聴いてもストレスのかからない音なんだと思うんです。早く爆音で聴きてぇ~~!

点数:★★★★★ [5/5]


 話は変わりますが、復活と言えばヘヴィ・ミュージック系イベントExtreme the DOJOのVol.17に再結成されたBRUTAL TRUTHの出演が決まったそうです(詳細はこちら。98年に解散していたが、EYEHATEGODのトリビュートアルバムに参加するために復活したとか。それが来年3月に来日とは…行きてぇ~~!誰か一緒に行きません?身近に声かけられる人がなかなかいなくて…
 最近、本当にエクストリームなもの(滅茶苦茶速いか、滅茶苦茶遅い、等)でないと刺激を感じなくなってるなぁ…でも次は必ずリリー・アレン行きます。


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