メタル

2008-04-11

Spit / OUTRAGE


Spit
ATCO
WPCR-12651

※タワレコリンクです

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METALLICAのブラックアルバムだとか、PANTERAがシーンに鉄槌を下し、そしてグランジの台頭でロック界全体がぐちゃぐちゃに引っ掻き回されていたその時期の作品ですね。

サウンド・プロダクションは、当時の「モダン」を意識したのか何なのか知りませんが、ドンシャリすぎ。折角ミドルの粘りが魅力の阿部洋介のギターサウンドを活かせてない気が・・・まぁその分ソロのワウ半開きサウンドはしっかり抜けてくるっつぅ噂もありますが・・・。

最初の4曲くらいは、実験的なリズムパターンなど導入しつつもスラッシュ風味のあるそれまでのOUTRAGEらしい雰囲気を残してます。M5.「How Bad?」もまぁ、ニューウェーヴ的といいましょうか、ある意味メタルサイドからのクロスオーヴァーっぽいリフがあったりして、その後のMACHINE HEADあたりの「モダン」な部分を先取りしてるともとれますが。問題はその後です。

M6.「The Key」の中盤~後半のドラム。こりゃMETALLICAの「Nothing Else Matters」だろw

M9.「Inner Strength」は、グルーヴとヴォーカリゼーション(+コード進行)が違うけど、リフのつくりなんかまんまPANTERAですw 一旦フェイドアウトして、フェイドイン~またアウトっつぅ流れもその辺の手ですwww

他も、後半は基本ブラックアルバム系。こりゃぁ、「FINAL DAY」までの信者も「OUTRAGE、お前もか」と言ったでしょうね~(苦)

まぁ今になって聴けば、構成も曲も悪くはないですよ。むしろ格好良い曲が多いともいえる。ここで得た経験を元に、スラッシュな部分ももう一度見つめなおして「Life Until Deaf」が出来たわけでしょうから、過渡期の彼らを知る意味では、聴いて損の無いアルバムだとは思います。そのときそのときで、自分たちにとって新鮮な音を探求し続けるアティテュードを貫いていた、とも言えますし。

でも、”好き”かと言われると・・・微妙。サウンドプロダクションも好みじゃないし、多分わざわざ引っ張り出して聴かないよ、これ。次作はかなり好きですけどねぇ。

点数: ★★☆☆☆ [2/5] 資料です。

(でもモダン・ヘヴィ初期のメタル由来アグレッションが好きな方にはオススメできますよ)


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2007-12-07

Never Turn Your Back On A Friend / BUDGIE

こんばんは。”名盤発掘”のコーナーです(うそ)。

本日は、私が生まれるより前の、これまた一般的に知名度があまり高くはないけど、その筋では有名な作品を紹介いたします。←まわりくどい

Never Turn Your Back on a Friend Music Never Turn Your Back on a Friend

アーティスト:Budgie
販売元:Repertoire
発売日:1997/05/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

どの筋に有名かと申しますと、M1「Breadfan」をメタリカがカヴァーしたんですね。これでメタルファンに一気に名前が広がった。さらに言いますと、人間椅子の鈴木研一(Ba.)もこのバンドの大ファンで、同曲を「針の山」として1st「人間失格」でカヴァーしています。

そう、私もこの2曲から知ったクチです。

で、原曲はといいますと、やっぱりこれがカッコイイ。

昔のレコードですので特にリズム体の音がアレですが、エッジの立った切り裂くようなギターリフは、メタル野郎なら燃えないはずがありません。そしてスピード感。素晴らしい!ちなみにメタリカはインストにし、人間椅子は全部端折った中間部ですが、アコギとヴォーカルでメロウな雰囲気を醸しており、いかにもUK、ちょっとプログレ?っぽくてグっときます。

いかにも’70年代ロックなんですが、どこか日本人好みの哀愁漂う音なんですね、このバンド。アルバム最後の10分を越える大曲「Parents」なんて、ギターでカモメの鳴き声を表現!(ある意味)タマラん!「ルパン」の挿入歌で出てきそうな雰囲気です…わかるかな??

その他についてですが、M2「Baby, Please Don't Go」は冒頭、速めのシャッフルビートにのせてベース・ヴォーカルがハイトーンのシャウト、「ア~ォ!」…今の時代に聞くとさすがに笑ってしまいます…ゴメンなさい。

そしてギターは…ただのオッサンにしか見えませんが…ゴメンなさい…。

でもでもドラムはそんなに悪くありません。先にリズム体の音云々と書きましたが、私の持ってるのは多分リマスター盤なのでしょう、割と音圧は感じますね。特にM4「You're The Biggest Thing Since Powdered Milk」(長ぇタイトルだな…)の冒頭ドラムソロなんかかなりいいですね。(ドラムは、次の作品(「In For The Kill!」)では交代して更にヘヴィになっているようです。)


さてまとめますと、73年という時代を考えればかなりハード&ヘヴィな作風だったんだろうなぁ、と思います。3ピースを活かしてインストを主体に展開する曲調もブルースを軸としているため、クリムゾンの「Red」のように衝撃的ではありません。が、ユニゾンするリフとビートのヘヴィさは「メタリカに影響を与えた」ことも納得です。メタル野郎の古典として、頭にとめておきましょう。

点数:★★★★☆ [4/5] 1曲目の為だけでも聴く価値アリ!

とはいえ、リマスター盤がでたのは2005年。国内盤は出てないみたいだし、amazonで検索しても今はユーロが高いので輸入盤も高い。全体に入手困難な状況で残念です。もっとたくさん聴きたいんだけどなぁ…。


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おまけあり。

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2007-05-24

United Abominations / MEGADETH

個人的に久々のスラッシュメタルです!


United
 Abominations

Roadrunner
RRCY-21285

《タワレコで買う》

 デイヴ・ムステイン大将が、アルゼンチンで「続投宣言」して製作したメガデスの最新作。これで11作目ということです。これ、買おうか迷ったんですがね~。もともと「Rust In Peace」でスラッシュの扉を叩いた私としては、ラウドパークでの好意的な評判(行けなかったんでね(T_T)があったため、往年の攻撃性が戻ってきてるのかな~どうかな~と思いつつ購入したところです。
結果、まぁ良かったんじゃないでしょうかね。自分の好みが変わってきてるせいもあって「100点満点!」とは言えませんが。

 まず聴いた印象としては

メガデスらしい、メガデスアルバム。

といえます。ライナーノーツにもありますが、

  • 「Peace Sells...But Who's Buying?」「So far, So Good...So What!」に加え、「Countdown To Extinction」あたりの曲構成、あるいはリズムの感覚。
  • 「Rust In Peace」のリフの凶暴性。
  • 「Youthanasia」(以降?)のメロディ。

こういった雰囲気です。どうですか、まさに今までのオイシイ所を詰め込んだって感じでしょう?

 しかし、いいアルバムだけど、昔の作品を聴きこんでいる人間としてはニック・メンザがいかに凄いドラマーだったかを思い知らされてしまいます。リズムが少々カタい感じで、その辺は硬質な「Countdown~」に近いかな。だが地鳴りのように轟くニックのビートに、殺伐としたリフが乗る黄金期の興奮とどうしても比べてしまうんですね。本人大将はヤメテクレっていうかも知れませんが…。

 ともあれ、これまで聴いた中では音質的には最もへヴィなんじゃないでしょうか。ベース、ジェイムズ・ロメンゾの音はアクティヴ(ワーウィック?)なので、ジャクソンのパッシヴ・プレベタイプだったエレフソンに比べると随分にヘヴィ。ただ音の分離が良すぎて、ちょっと馴染んでないような気がしますが…まぁこれは好みの問題もあるのかな。

個人的にびっくりしたのが「Never Walk Alone... A Call To Arms」で、エレフソン風の音作り、エレフソン風のプレイで「かなりメガデスっぽい」ため、かなり安心して聴けます。前田岳彦氏もBURRN!のラウドパークレポやライナーでベタ誉めしてますが、いかにも「これがメガデスだ~ゼ~!」といっているような曲! しかもコンパクトなので、一般的なメタルファンにもアピールすると思います。

 と思ったらリードトラックは「Tout Le Monde」だとか(!)。「Youthanasia」収録のリメイク版であるこの曲をシングルにするとは、大した自信!今度のは女性シンガーとのデュエットで、ハモりがビシビシ効いてます。この重厚なバージョンも結構イケますね。オリジナルとどっちが良いかは…なんともいえません、好みの問題かなやっぱり。

 といった感じで全体にメガデス節満開で、デイヴの大将も満足の様子。何回か聴いているうちにカタさについては気にならなくなってきたので、もう少し聴き込んでみようと思ってます。良さを理解するのに時間のかかるアルバムなのかもしれないからね。

点数:★★★☆☆ [3+/5] 100点満点なら70位。

 以前のメガデスも「Youthanasia」までしか持ってないし、聴いたのも「Criptic Writings」まで。まぁ休止寸前の作品は聴く必要もあまり感じないけど、「Criptic Writings」位は、リマスターもされてるし手に入れようかなぁ。これ聴いて思いました。

追記:「Criptic Writings」は買いました。持ってるやつはぼちぼちレビューしとこうかと思います。


 さて、昔の作品もリマスターされてますんで、知らない方のために紹介しときましょうかね。


Killing Is My
 Business...
 And Business
 Is Good!

ラウド SICP-93
《タワレコで買う》

Peace Sells...
 But Who's
 Buying(+3)

Capitol X79877
《タワレコで買う》

So Far, So
 Good...
 So What!(+3)

Capitol 79874
《タワレコで買う》

Rust In Peace
 (+4)

Capitol 79879
《タワレコで買う》

Cowntdown
 To Extinction

Capitol 79875
《タワレコで買う》

Youthanasia(+4)
Capitol 79873
《タワレコで買う》

Criptic Writings
 (+3)

Capitol 79876
《タワレコで買う》

Risk(+3)
Capitol 79878

《タワレコで買う》

「RISK」以降ははっきりいって知らないので、こんなところでしょうかね。参考にしてください。

※5/30追記:エレフソン風のベースサウンドについて、曲を勘違いしてましたので、訂正しました。


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2006-11-28

The Number Of Beast / IRON MAIDEN

何をいまさら、という諸兄が多いでしょう。


魔力の刻印
EMIジャパン
TOCP-53758

 すいません。そうです、名盤中の名盤ですね。
IRON MAIDEN(以下メイデンの3rd、邦題「魔力の刻印」 です。

 私は、メイデンを見くびっておりました。重ね重ね、すいません。深くお詫び申し上げ奉り早漏候…。

実は、「パワースレイヴ」 でハマったんですね。それまでは、1st(しか持ってなかったんで)ばっかり聴いていました。

確かにポール・ディアノの歌の方が好きです。クライヴ・バーのドラムが好きです。しかも、「キラーズ」「頭脳改革」をうちのドラマーから借りて、後者は気に入らなかったので、「メイデンは2ndまでだナ」と決めてかかっていたのです。

でも「パワースレイヴ」 は、BURRN!に『一曲目の「Aces High」は超名曲』って書いてあったので買ったんです。

で、KOされました。

 その後、次は「魔力の刻印」 を買おう買おうと思っていたところ昨日、リマスター盤が出たせいかブックオフに並んでるのを見て即購入。

またもやKOです。

 まず、先ほども書きましたが、私はニコ・マクブレインよりクライヴ・バーのドラムの方が好きです。スピード感があって。

そして、ブルース・ディッキンソンの歌も、このアルバムは初参加ということもあるんでしょうか、あまりハイトーンの嫌味がない。

「パワースレイヴ」 ではエッジが強調され、全般的に鋭い音となっていますが、ここではまだベースらしいベースの音がします。「メタルっぽい」というよりはより「ロックっぽい」んですね。その辺も好きです。

それにしても、1曲目から、ここから影響を受けたであろう幾多のバンドの名前が浮かびます。聖飢魔ⅡHELLOWEEN、その他メロ系メタルに通じるクサいメロディあり、METALLICA等に影響顕著な「ちょっとだけ変拍子」とか、そういうのも満載。

いや~、こりゃ確かにマスターピースですわ。

そうか。NWOBHM以降のメタルを語るとき、絶対避けて通れない作品だったんだな。いや、失敗失敗。

因みに、スティーヴ・ハリスのベースは、もろ影響されてますw
第一に、「プレベで指弾き」って思ったほど多くないんですよね。みんな大抵ピック使ってる。それだけでも影響されますよ(他に思いつくのって、TRICERATOPSの林孝治くらい)

で、この人のプレイですが、フレージングが独特とかそういったことはなくて、歌・ギター2本のメロディを裏で支える比較的堅実なプレイです。
しかし、ギターがメロディ主体のプレイだったりすることからベースの音がしっかり聞こえるんでしょう。ベースは音(トーン)がメタル系にしては独特に響きます。例えば曲のキーがEmだったとしても、4弦開放のE音をあまり使わないんですね。基本的には押弦した音を鳴らすことで特に中域を稼いでいるんでしょうか。「ベースだから低い音を出せばいいってもんじゃないよ」と教えられた気分ですm( _ _ )mハハーッ

ということで点数。★★★★☆ [4/5]

とにかくとにかく。遅ればせながらメイデン作品、集めようと思っています。
まずはまだブックオフにあった「Fear Of The Dark」あたりから。
あと、最新作の「A Matter Of Life And Death」もチェックしなきゃね。だいぶ評判が良いそうですし、トリプルギターってのも、もんの凄く聴いてみたい(怖いものみたさみたいな気分w)

あぁ、しかし私は小遣い制。気の長い話しですが…。


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2006-08-04

NWOAM + In Flames / Come Clarity

今回は メタル です。メタル出身(今も?w)の私としては、USマーケットがメタル勢で席巻されてるというのは嬉しい誤算!しかも、細分化しすぎて訳分かんなくなった'90年代以降の各サブジャンル、及びクロスオーヴァー関係からもまとめて影響を受けた、「統合型新世代メタル」が多いのが特徴。これなら、メロ好きもデス好きも一緒に楽しめること請け合い!!ではいってみましょう!



今旬な「NewWaveOfAmericanMetal(以下、NWOAM)」
その中から、既にシーンの牽引役ともいえる「Killswitch Engage」を。


The End Of Heartache
ロードランナー
RRCY-21223

これはもろ統合型です。例えるなら、

  • '80年代 Iron Maiden~パワメタのメロ
  • '90年代極悪メタル勢の激烈ユニゾンリフ
  • ストレートエッジ(SxE)系HC(ハードコア)のエモーション

を全部一遍に持ち合せています。どうやらパワメタより北欧のメロデスから影響うけてるらしいですが、よく調べてません。(購入したの輸入版だし)欲を言えば、皆おんなじような曲ばかりなのがねぇ~。

点数:★★★☆☆ [3/5]


ところで私は、ex-PANTERAフィリップ・アンセルモ(特にDOWNでのヴォーカル)や、彼から多大な影響を受けたVision of Disorderティム・ウィリアムス、及びバンドも大好きです(ティムはDoorsジム・モリソンからももんの凄く影響を受けてます)。彼らは、吐き捨て・がなり声と歌いを一緒にこなす、というスタイルの先駆者じゃないかと思っていますが、この辺の感覚はやっぱり続いていくんですねぇ。

北欧デスメタルのサブジャンル、「ヴァイキング・メタル」というのは(聴いたことないですがw)さらに極端で、低音デス声の男性ヴォーカル+オペラちっくな女性ヴォーカル、という編成のバンドまでいたりするようです。


そして、もうひとつの旬である北欧メロデスの怪物、In Flames!最早、現代メタルの筆頭といっても過言でない彼らの最新作「come clarity」。


Come Clarity
トイズファクトリー
TFCK-87399

はっきり言いましょう、

最高~!!!

1曲目から頭を振り、涙するように。すっげぇデスメタなのにサビのツインリード。ぐぇ~、久々にツインリードにやられた!私、実は前作「soundtrack to your escape」をブックオフで買い、ハマったんです。それはサウンドがちょっと「鋭くて平坦」で第一印象良くなく、聴きこんで「結構いいんじゃん」と思うようになったんですが、今作は違う!PANTERA(またかよ)の3rd、「脳殺」の1曲目「strength beyond strength」をはじめて聴いて、部屋でひとりモッシュしそうになったときのことを思い出しました。療養中の身なのに、ヘッドバンギングしそうでしたからw。「crayman」(soundtrack...の前作)もいいらしいので、今度チェックします。
他のメロデスとはちょっと違います。


点数:★★★★★ [5/5]


あと、買ってこなかったんですが、「Avenged Sevenfold」も良さげでした。これはもう今や、メインストリーム中のメインストリームといってもいいでしょう。 (YouTubeはこちら こちらはパワメタの影響モロで、とにかく若い!エモ~パワメタってとこで、割とキャッチーな曲調。でモトリー・クルーみたいなメイクで、女子に大人気。日本ならヴィジュアル系にされてたかも?でもね、こいつらアホなんですよ。名前(姓)がね、

  • Vengeance
  • Shadows
  • Gates
  • Christ

Christってwwwww キメ過ぎですよ~!こういうセンス大好き!

これは、面白いけど、買うかといわれたら…微妙かもw


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