Spit / OUTRAGE
METALLICAのブラックアルバムだとか、PANTERAがシーンに鉄槌を下し、そしてグランジの台頭でロック界全体がぐちゃぐちゃに引っ掻き回されていたその時期の作品ですね。
サウンド・プロダクションは、当時の「モダン」を意識したのか何なのか知りませんが、ドンシャリすぎ。折角ミドルの粘りが魅力の阿部洋介のギターサウンドを活かせてない気が・・・まぁその分ソロのワウ半開きサウンドはしっかり抜けてくるっつぅ噂もありますが・・・。
最初の4曲くらいは、実験的なリズムパターンなど導入しつつもスラッシュ風味のあるそれまでのOUTRAGEらしい雰囲気を残してます。M5.「How Bad?」もまぁ、ニューウェーヴ的といいましょうか、ある意味メタルサイドからのクロスオーヴァーっぽいリフがあったりして、その後のMACHINE HEADあたりの「モダン」な部分を先取りしてるともとれますが。問題はその後です。
M6.「The Key」の中盤~後半のドラム。こりゃMETALLICAの「Nothing Else Matters」だろw
M9.「Inner Strength」は、グルーヴとヴォーカリゼーション(+コード進行)が違うけど、リフのつくりなんかまんまPANTERAですw 一旦フェイドアウトして、フェイドイン~またアウトっつぅ流れもその辺の手ですwww
他も、後半は基本ブラックアルバム系。こりゃぁ、「FINAL DAY」までの信者も「OUTRAGE、お前もか」と言ったでしょうね~(苦)
まぁ今になって聴けば、構成も曲も悪くはないですよ。むしろ格好良い曲が多いともいえる。ここで得た経験を元に、スラッシュな部分ももう一度見つめなおして「Life Until Deaf」が出来たわけでしょうから、過渡期の彼らを知る意味では、聴いて損の無いアルバムだとは思います。そのときそのときで、自分たちにとって新鮮な音を探求し続けるアティテュードを貫いていた、とも言えますし。
でも、”好き”かと言われると・・・微妙。サウンドプロダクションも好みじゃないし、多分わざわざ引っ張り出して聴かないよ、これ。次作はかなり好きですけどねぇ。
点数: ★★☆☆☆ [2/5] 資料です。
(でもモダン・ヘヴィ初期のメタル由来アグレッションが好きな方にはオススメできますよ)
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