赤い大麻報道
以前から気になっていたことがようやくまとまりました。ちょっと長いですが、上げときます。
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少し前の赤旗日曜版に、大麻の害に関する記事が載ったんですよ。新聞は厚生労働省&「ダメ!ゼッタイ」センターよりの内容、ネットは海外の研究結果なども掲載しているがなかには犯罪(国内での大麻の所持・使用)を奨励しているようなサイトもあり、ちょっとどちらも冷静じゃないなぁ、と思っていました。そんな中いままであまり声高に主張することが無かった同紙の、満を持しての記事に「おっ!」と思って読んでみました。
しかし内容は、大麻と一緒にシャブやMDMAなどをやった人の体験談とか精神的依存の例ばかり目立って、物理的な害、あるいはアルコールや煙草との比較資料がない。フェアじゃないなぁ〜と思いました。勿論ネット上の「害がない=大麻使用オールOK」という言説に安易に乗ってしまうことを戒める意味では、ああいった体験談を掲載したということには意義が有ります。ただ「科学的社会主義」を標榜する党の機関紙なんだから、もっと科学的に検証してほしかった。
”害”ってことを強調するなら、アルコールのほうがよっぽど甚大ということは、よく言われることです。物理的毒性も、精神害性も強力な”ドラッグ”でしょう、あれは。世界基準で「潜在的アル中予備軍」を数えれば、国内でもそれこそ膨大な人数になるはず。そのことを記事としてとりあげ、教えてくれたのは他でもない赤旗です。だから、なおさら残念なんです。
そういえば、かなか出会えないけどぜひ知りたいデータがあります。「個人差」についてです。上記体験談は貴重なものと言えますが、海外でハッパを何度か吸ったことのある私の友人には、まったく依存的兆候はなかったそうです。また、海外のミュージシャンでハッパにハマってる連中はたくさんいますが、ハッパ離脱のために更正施設入りしたという話は聞きません。他のドラッグはヘロイン、アルコール、コカインなどの順にたくさん聞きますが。煙草や酒の好き嫌いや量に個人差があるように、大麻も個人差があると思うんですね。酒も、最近やっと理解されるようになってきたところですが、依存性云々についてはそこを抜きにしていたら不毛じゃないかな?
とにかく一律の基準で「ダメなものはダメ!」と線引きして、異分子排除をするのが好きな国だなぁ、としみじみ思うのです。「人間も社会も変わりつづけるものだ」と考えられず、既成のルールについて正統性を検証することを放棄してしまう傾向。これは、ポルノはじめ、様々な問題も同じです。まぁ人間は「安定」を求めますから、一定程度保守的な意見はしかたが無いとしても、常に問いかける姿勢が無ければ何のためかよくわからないままの規則でがんじがらめに身動きのとれない社会になっていくことは明らかです。今、日本はその傾向にあります。「高校の喫煙室」の話、あれは微妙な問題だとは思いますけど、「とにかく叩かれる」のは社会に余裕が無くなってきていることの象徴でしょうね。校長さんは柔軟というか、現実的な方だなぁ、と思うのですが。
ついでに言わせてもらうと、赤旗・・・っつうか共産党はちょっと潔癖過ぎる嫌いがあるんですよね。特にドラッグやポルノに関してね。政党としての立場上仕方ないんだと思いますけど、その「優等生」すぎる部分が圧倒的な”庶民”の支持を得られない原因のひとつなんじゃないのかなぁ。所謂「極左冒険主義」に戻れって言ってるわけじゃないですよ、勿論。かなり危うくなってきているとは言え、民主主義国家であり、国民の声を反映させるしくみがある今の日本で、革命を暴力を以て成したとしてもそこにどんだけの価値も無いと思いますから。ほら、庶民って結構下世話でしょ。俺も根は下品でしょ。社会的な余裕について書いたけど、やっぱ「遊び」が大切ってことですよ。
人間的な余裕ってのに関しては、結構すごい人生歩んできてる人がいるみたいですけどね。元バリバリの右翼とか、チンピラ/893くずれとか、元警察官とか自衛官とか(笑) もっとそういう人の個性も発揮されると、庶民の心を掴むんでしょうかね。
というわけで、「科学的」で人間的な記事、期待してます。
追記:「マリファナ青春旅行」さんでも、今回の赤旗報道について触れておいでです(記事引用もあり)。こちらは大麻問題の大家ですので、是非ご一読をオススメします。ジャーナリズムや共産党の役割という部分においても非常に共感できる内容です。(日本共産党員と民主青年同盟員は・・・ (2008.12/8))
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