I'm Here / 三上ちさこ
三上ちさこの最新作。
高い評価を受けたそうです。そうでしょう。私も、とても好きです。
以前1stソロのシングル「ファンダメンタル」のPVが配信されていたので観たのですが、その頃はやはりフラホア2ndの頃の鋭さがなんとなく残っていました。いや今でも鋭さはあるんですが、全体の雰囲気としての鋭さが和らいでいます。詩の言葉数がだいぶ減り、そぎ落とされた感があります。最小構成っぽいバンドサウンドもあいまって、非常に「ソリッド」な印象。象徴的なシングル「相対形」は思わず
「キタコレ!」
と言いたくなります。
のどを裂くような唸り・叫びもあるが、なんとなく可愛らしさも感じる、新境地を切り開いたと作品と言えるでしょうか?
8曲目の「望」は本人曰く、「女サンボマスターにチャレンジした」そうですw(公式サイトより)。
また全10曲中、シングル含む3曲がNY録音で音が良い!!寒流の影響か、「クール」な感じ。
シングルはそのNY録音のタイトル・トラック「Here」です。最高です、こういう音。すげー洋楽っぽい!(←頭悪そう)
真の新境地とも言うべき5曲目「3 set」はアコギ1本のラブ・バラード。温かいガット・ギターの音に乗せ、切ない想いを歌うという、女性ヴォーカル萌えには堪らない一曲です。
またNY録音のうちの一曲、ラスト「pendium」の優しい歌と美しい音像は、子どもたちにも聴かせてやりたい曲となりました。ギターの音がいいんだ、ちょっと歪んだクリーントーンで。多分小さめのコンボ・アンプだな~。個人的にはこの曲と、7曲目「Yes」がお気に入り。こちらは、バシッとキャッチー!という訳でもないんですが、なんとなくぐっと来るんですね。力いっぱい歌い上げるところはやはり「明菜」を思ってしまうし、ファルセットの掛け方にはアラニス・モリセットなんかを思い出します。
全体として、
ソリッド且つロックしてるのに、どっか優しい。あったかい。
私は基本的に飽きっぽいので、アルバムは通しで1回聴いたらすぐ変えちゃうほうなんですが、これはもうずっとリピートしてもいい位。どうぞ聴いて下さい。
点数:★★★★★ [5/5]
ところで、シングルで「相対形」が出ています。
こちらには「相対形」「神の樹」のシングルバージョンが収録されていますが、こちらは音が厚く重ねられており、アルバムバージョンに比べ浮遊感・温かみがあります。こちの方が好きですね。
またアルバム未収録の「粗大ゴミ」も収録。これはスピード感あふれるパンキッシュなナンバー。これもいいですね…って全部好きなんじゃんw
点数:★★★★☆ [4/5]
さて、前述のライブDVD(「Here 05」
)ですが、ここで初めて彼女のパフォーマンスを見ました。これが凄い!!彼女のサイトには「日本のパティ・スミスと言われ始めた」とあったんですが、それどころじゃない。
下手したらカート・コバーンですよ!
盛り上がりだしたらもう手がつけられない!マイクは振り回すわ、マイクスタンドは叩きつけるわ、左足怪我してるのにモニタから飛び降りて、這いずって、ケーブル噛むし...それこそハードコアのライブのようです。
このツアー・メンバーがベテラン揃い(半分はex.The Roosters)で、そちらのプレイもかなり必見です。余裕がある方は是非観てみてください!(しかし、これを観たためにカミさんをライブに誘えなくなってしまった...)
点数:★★★★☆ [4/5]
ということで、彼女の公式サイトはこちら。
| 固定リンク
「ロック一般」カテゴリの記事
- Over The Under / DOWN(2007.11.28)
- 筋少が復活したらしいですね(2007.01.16)
- CDにまつわる笑い話(2007.10.09)
- 真夏の夜の夢 / 人間椅子(2007.08.25)
- これはレア!(2006.12.16)
























コメント